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医薬品の安全性と危険性について

多様な薬

医薬品は厚生労働省による承認を受けて世の中で初めて使用できるようになります。
その認可を受けるためには有効性が示させると同時にその安全性についての確認が取れることが必要とされているため、医薬品として流通しているものにはそれなりの安全性があることが明らかとなっています。
しかし、臨床試験によって健常な人や患者に投与を行ってみたとしても危険であることを示すことは簡単であっても、安全であることを示すのは難しいものです。

大勢の人が副作用に苦しむことになれば危険であるということができますが、大勢の人に投与してみて何も副作用がなくても、さらに大勢の人に投与すれば重篤な副作用が出るリスクがあるからです。
そのため、ある程度のリスクはあるけれど使用して良いという形で認可されることがよくあります。
また、臨床試験の規模が千人程度であった場合には一万人に一人程度の頻度で起こる副作用が見つからない場合もあります。

そういったことが実際に市場に医薬品が出てきてから見つかることも多く、それによって緊急安全性情報が発表されたり、場合によっては医薬品が製造中止や認可取り消しになったりする場合もあります。
強力な効果を発揮する医薬品や有効な治療薬がない疾患に対する医薬品ほどそういったリスクが高い状況があり、安全であるとは言われているものの、常に危険性も考えなければならないのが医薬品です。
そういった影響もあって医療機関では新しく認可されたものを使いたがらない傾向があり、これまで広く使われてきて安全性がより高いことが明らかとなっている医薬品を使いたいと考えがちになります。
安全性と有効性のバランスをよく考えなければならないのです。